「自分に勝っているか。挑戦しているか。」
このクラスは本当によくなってきました。成長もたくさんしてきました。ものすごいです。
しかし、そのみんなの成長の中でかくれている人がまだいるのです。挑戦できない人がいるのです。きつい言い方をすると、
挑戦することから逃げている人がいます。 |
みんなが大きな声で音読をしているのに、自分は隠れて小さな声しか出さない人がいます。みんなが逆上がりチャレンジ30回しているのに、ゆっくりとしている人がいるのです。先生は、
その人の目、体の動き、姿勢、その人の発言をみたりきいたりすればその人が本気かどうかすぐにわかります。 |
いえ、そのことについては、先生でなくてもみんなもわかると思います。
しかし、先生はその人を責めることはできません。
なぜならその人は挑戦をすることがこわいからです。失敗することがこわいからです。みんなに何かをいわれないかと心配だからです。そして、
その人自身の勇気の足りなさだけではなく、まわりのようすが大きく関係 |
しているからです。強く言えません。
まわりの人たちが「がんばれ」と応援をいつもしてくれる。 「ナイスチャレンジ!」といつも応援してくれる人がいる。 そして、失敗をしても「ドンマイ」と言ってくれる。 人の失敗を笑わない人がたくさんいる。 そういうクラスのみんなのやさしさが、チャレンジするのに必要だから、強く「がんばれ!」とか「勇気をだして」と言えないのです。 |
だから、みんなのやさしさの中には先生のやさしさもふくまれますので、その人が挑戦できないのは、先生のせいでもあるからです。
とはいえ、やっぱり挑戦してほしいです。
そうでないと
その人が、挑戦をする人に比べて確実に成長しないからです。 |
かしこくなれないのがわかりきっているからです。それはそれでその人も悲しいと思います。