世界の郵便制度の発展

 

日本の郵便の父は?(前島密)

 では、世界の郵便の父っているのでしょうか。いると思う。いないと思う。

 これはね。いるんですね。

 ローランド・ヒルっていうんですね。

今日は、世界の郵便制度がどのように発展、進化したのかをお勉強していきます。

 

17世紀のイギリス。

その当時の郵便配達の様子の絵です。どんな様子ですか。

(いやがっています。)

手紙をもらうのをいやがっているのですね。どうしていやがっているのでしょう。隣近所と相談をしてごらん。(もらうとお金がかかるから。後払いだから。)

郵便料金が後払いだったからなんですね。

郵便料金は今みたいに安くありません。受け取り拒否が続出しました。

そして、こんなことがおこりました。読んでください。(この手紙は息子からきたものですが、お金を払う必要はありません。なぜなら、一文字もかいていないからです。)

どういうことかというとね。真っ白でも、、、赤い字を読んで、はい。(手紙がくれば元気でくらしているというしるし)だと親子で示し合わせていたんですね。親子間の暗号ですね。そうして、よけいに受取拒否が増えていったのですね。

 これをみて、ローランド・ヒルは、、、読んでください。(教育が進んで文字の読み書きができる人がふえているのに困ったものだ。これは、郵便料金が高いからだ。)といって、郵便の制度を変えるべきだといいました。

あなただったらどのように変えますか。近くの人と相談してごらん。

どう変えますか?(後払いを先払いにする等)いい考えですねえ。実際はね。

 後払いを?(先払い)

 手紙の枚数で料金が変わるを?(枚数は関係なし、重さで料金をかえる。)

 国内でも距離で値段が違うは?(距離での値段は変わらない)にしたのですね。

 政府の反応はどうだったと思いますか。(反対)反対したのですね。ローランド・ヒルは納得したと思いますか?(しません。)

 当然、しません。また、一般の人々も指示をしました。そして、実施が決定しました。

 実施前は年間7千500万通でした。実施後はどれくらいになったと思いますか?(2奥万通など)3億6000万通です。およそ5倍ですね。 

郵便が発達する、郵便料金が安くなるといいことがあるんですね。本が安くなったり、何かが安くなるんですよ。何だと思いますか。

(新聞)

 新聞なんですね。輸送費が安くなるから、新聞や本なども安くなる。そうすると新聞などを読む人が増えるから、文化や知識が早く、確実に国中に伝わることになります。

この制度は世界中が見習いました。もちろん、日本もです。世界の郵便制度の進化、発展は、このようなシステムの改革によって行われたのです。